face to face セミナーの講師を務めます
日時:2027年1月14日(木) 10:00〜16:30
場所:TH企画様セミナールーム 〒108-0073 東京都港区三田1丁目4−28
内容:なぜ、においは数値化が難しいのか?その答えは、嗅覚の仕組みや複合臭の特性など、においの本質にあります。においの検知メカニズムと定量化を阻む要因を整理し、官能評価のばらつきを抑える方法、GC・GCMSによる成分分析、前処理・濃縮技術をわかりやすく解説します。さらに、電子鼻(E-NOSE)の実用化を難しくする課題と対応策、異臭分析や複合臭評価への応用まで体系的に学べます。
プログラム
1.においを見える化する上で重要なにおいの本質とは?
1-1 においの本質に対するよくある誤解8項とは?
1-2 においは3の側面で考えるとわかりやすい
1-3 五感の一つとしてのにおいの位置づけ
1-4 においに原臭は存在するのか?
2.嗅覚の検知メカニズム
2-1 鼻の構造と嗅覚レセプター
2-2 嗅覚レセプターの応答機構
2-3 複数の嗅覚レセプターとにおいの応答の関係
2-4 嗅覚レセプターの驚くべき増感作用
3.本質の誤解のもとになる複合臭が引き起こす不思議な現象
3-1 飲料の場合
3-2 お菓子の場合
3-3 ワインの香りの場合
3-4 お香の場合
3-5 香り評価のオミッション法とは
3-7 複合臭の特長とその由来は?
3-8 複合臭の特長としてのマスキング
3-9 においの分類方法
4.においの単位とは?
4-1 におい物質濃度とにおいの強さの関係
検知閾値からみたにおいの本質
4-2 においの強さの単位とは?
1) 臭気強度
2) 臭気濃度
3) 臭気指数
4-3 検知閾値、認知閾値、弁別閾値とは?
4-4 原臭がないため決めにくいにおい質の単位
1) におい物質とにおいの種類の推定
2) フレーバーホイール
3) 官能によるにおい質の表現とQDA法
4) 自動車ISOのにおい質
5) SD法
4-5 においの嗅ぎ方の違い、オルソゴナルなにおいとレトロネーザルアロマとは
5.においの見える化方法
5-1 官能評価と機器分析のにおい定量化における位置関係
5-2 日本における、におい測定方法の変遷
5-3 海外におけるにおい強度の測定方法
5-4 臭気指数表現の場合に注意したいこと
6.官能評価法における客観性確保の工夫
6-1 分析型官能評価と嗜好型官能評価に違い
6-2 官能評価の種類とばらつきを低減させる工夫
1) 2点比較法 2) 3点比較法 3) SD法
4) QDA法 解析方法としてのPCAとデンデログラム 5) 順位法
6-3 自動車車室内における、においの測定法(ISO)
6-4 官能評価パネルの選定方法
6-5 装置を利用した官能評価
1) 検知閾値の測定方法
2) 弁別閾値の測定方法
6-6 官能評価で注意すべき点
7.機器分析の種類とにおい測定上に工夫
7-1 成分に分離する方法と成分に分離しない方法
7-2 成分に分離する分析(GC,GCMS)装置
1) その原理
2) におい嗅ぎGCが必要な理由
3) 分離分析の解析例
4) 複合臭に対する分離分析のアプローチ
7-3 におい嗅ぎGC,GCMSシステム
1) 装置の構成
2) GCMSの出力からアロマクロマトグラムへの変換
3) アプリケーションとしての、癌臭分析
7-4 複合臭を成分分析できっちり分析してみると?
1) ビールを香気が再現するまで分析できるか
2) 2次元GCMSを利用してみたら。
7-5 成分分析用のサンプル前処理技術(濃縮技術)
濃縮技術が必要な理由
1) HS法とTD法
2) 直接加熱 固相抽出
3) SPME法
7-6 分離分析前に行う、においの単離方法
1) 蒸留法
2) 抽出法
3) 吸着法
8.e-nose
8-1 e-noseに期待される市場
8-2 においの特性からみたe-noseに対する厳しさ
8-2 においセンサデバイスとして課せられ課題
8-3 当面どのようなe-noseを目指すべきか?
8-4 実用化に対してのさまざまな具体例
9.快・不快度測定
1) 官能評価による方法
2) におい識別装置を快、不快測定に適応した例
10.成分分析による異臭分析
11.複合臭に対するオミッション分析の利用
質疑・応答

